鷹一「鷹一」は野毛小路にある活魚料理の店。店の前と入口の扉の脇に水槽があり、烏賊、河豚、石鯛、カワハギなどが威勢よく泳いでいる。 カウンター8席。小上がりにテーブルが6卓。30人はゆうに座れる広さだ。 お通しは細魚、胡瓜、わかめの酢味噌合え。 熱燗一合¥320を頂き体をほぐす。 蛇の目の猪口には酒造りの行程が描かれている。 私が手にしたのは搾りだ。 カウンターの前のショーケースは、客側が下りの八百屋式で食材を十分に見せているのが良心的である。 私の眼前には生がき、ホタテ貝さしみ、蟹づめさしみ、あんきもさしみなどが並び、そのショーケースの上にさらに、自家製からすみ、くわい、むかご、穴子せんべいなど。 何を食べたらよいのか。迷う楽しさを存分に味わえる。 真鯵の刺身を頂くことにする。甘味が強く酒が進む。 水槽があるせいで活魚専門かと思っていたら、猪、鹿、鴨、熊料理もあるというから驚きである。 締めて¥1690也。 (2006.12.4) |